最新の心エコー図診断装置および装置非依存性ストレイン解析ソフトウェアを用いたGlobal Longitudinal Strain計測の装置間差に関する検討
1 徳島大学病院超音波センター
2 徳島大学病院循環器内科
3 JA徳島厚生連吉野川医療センター臨床検査部
4 徳島大学大学院医歯薬学研究部地域循環器内科学
目的:左室長軸方向ストレイン(GLS)は,正確で再現性の良い左室機能評価の指標とされているが,超音波診断装置間でのばらつきは未だ議論がある.本研究では,最新の超音波診断装置を用いることにより,GLSの装置間差が軽減しているという仮説を検証することを目的とした.
対象と方法: 34名の健康なボランティアの測定を行った.心尖部の画像は,徳島大学病院超音波センターに導入された最新の超音波装置を使用して取得した.GLSの測定はそれぞれの装置に搭載されているソフトウェアおよび,装置非依存性ストレイン解析ソフトウェアであるEchoInsightを用いて測定し,比較した.
結果と考察:各装置間でGLSに良好な相関が得られた(GE vs. Philips[r=0.678, p<0.001, Bias 1.1%, 2SD ±2.9%],GE vs. Canon[r=0.690, p<0.001, Bias 0.4%, 2SD ±2.5%],Philips vs. Canon[r=0.551, p<0.001, Bias 1.5%, 2SD ±3.2%]).EchoInsightを用いた場合,各装置で計測したGLSよりも相関関係は良好であった.
結語:GLSの装置間差は過去の報告と比較して改善していた.さらにEchoInsightを用いて計測したGLSは,良好な相関関係を認めた.
Key words: intervendor variability; speckle-tracking echocardiography; 2D strain
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